自由民主党神奈川県参議院選挙区 参議院議員 島村大

活動報告(島村大ブログ)

●厚生労働委員会で質問(労働者派遣法)

2015年 8月4日・投稿

参議院の厚生労働委員会で質問に立ちました。 平和安全特別委員会との調整で質問時間はわずか15分!あっという間でした。

正社員になりたい人は正社員に、派遣で働きたい人には待遇アップを

 厚生労働省が7月31日に発表した資料によれば、「現在の雇用情勢は一部に厳しさがみられるものの、着実に改善が進んでいる」とされています。 現在、派遣で働く方々は約120万人。そのうちの半数が本当は正社員になりたい方々。もう半数は好きな時間に働きたい、専門性を活かしたいなど、派遣という働き方を選んでいる方々です。
正社員になりたい人にはその道を開き、派遣で働きたい人には処遇アップを、というのが今回の法改正の趣旨です。個人の希望を叶いやすくするための法案であることを、あらためて大臣から説明頂きました。
主な質問内容は以下です。

1 改正案の意義
派遣で働く方のニーズは様々であり、正社員になりたい人もいれば、派遣という働き方を積極的に選択している人もある。派遣という働き方に対する労働者のニーズは、現状どうなっているのか。また、今回の改正案は、労働者が、自身のライフスタイルに合わせて、希望する働き方を実現できるためのものであることを、あらためて厚生労働大臣から説明いただきたい。

2 正社員化の促進
改正案では、企業は個人単位の期間制限3年の上限に達する派遣労働者に対して、雇用安定措置を講じなければならない。派遣労働者を受け入れていた企業にとっても、3年かけてスキルアップした人を正社員にするのは悪いことではないと考えられるが、派遣労働者が正社員になることは、かなり難しいと言われている。
派遣労働者の正社員化に向けて、改正案では、派遣元と派遣先に対し、それぞれどのような対策を講じているか。また、政府としてどのように正社員化の後押しを行うのか。

3 26業務に従事する方の雇用の安定
派遣労働者の関心は、その待遇改善とともに、雇用の安定にあると考える。現在、26業務に従事している人については、3年ごとに職場を転々とすることになるのではないか、等の不安があると聞く。
とりわけ、40代~50代の派遣労働者は、次の派遣先が見つかるかどうかを懸念している。
政府としてどのように対応する考えか。また、必要な指導監督を行うための体制は十分に確保できているのか。
動画はこちらをご覧ください。
後日、参議院ホームページより会議録もご覧頂けます。

厚生労働委員会で質問(労働者派遣法)

厚生労働委員会で質問(労働者派遣法)
平成27年8月4日 参議院厚生労働委員会